四柱推命とは

皆さまは「四柱推命(しちゅうすいめい)」という占いをご存知でしょうか。
このサイトをご覧の皆さまはご存じかと思いますが、一応ご説明いたしますと、生年月日を使用して人の運勢(運命)を占うものです。
「生まれた年(年柱)」「生まれた月(月柱)」「生まれた日(日柱)」「生まれた時間(時柱)」の4つの柱(四柱)から、その人の運勢を推察する(推命)します。それぞれの柱は「天干(てんかん)」「地支(ちし)」の組み合わせからなり、下図のように表されます。

四柱推命の命式図(例)

天干は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)から、地支は十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)からなります。カレンダーや手帳で「かのえ とり」「ひのえ うま」などの記載をご覧になられた方も多いと思いますが、これらは十干・十二支の組み合わせのひとつです(ちなみに、2021年は「丑年」ですね!)
天干と地支の組み合わせには法則性があり、天干と地支の持つ陰陽が大きく影響しますが、ここでは省略します。
こうして出された結果は「命式(めいしき)」と呼ばれ、一生変わることはありません。
これに対し、年や月日、時間で流動する要素を「運」と呼びます。「大運(10年ごと)」「歳運(年運とも・1年ごと)」「月運(ひと月ごと)」「日運(1日ごと)」「時運(2時間ごと)」で変化します。
固定的な「命式」に流動的な「運」が影響を与え、運勢(運命)を作り出しているわけです。

「四柱推命」と「琉球四柱推命」最大の違い

実は、「四柱推命」も「琉球四柱推命」も、命式の出し方や基本的な解釈に大きな違いはありません。
最大の違いは、「前世」「業(カルマ)」の概念が採用されていることです。
前世とは生まれる前の人生、業(カルマ)はその人が前世での行為を表します。
業(カルマ)には、善い業もあれば悪い業もあり、持って生まれた命式は、前世の生き方や業を反映したしたものであると解釈します。それが、流動する要素「運」と組み合わることによって、その人の現在の状態を作り出すというわけです。

例えば、親との関係が良好でない場合、琉球四柱推命では前世で自身と親(にあたる人)との関係が良好でなかったと命式から判断します。
この場合の親は概念としての親であり、もしかすると今世の親は前世の子であったり、友人・知人であったりする可能性も十分あります。
現在の状況は、前世の生き方や行為の結果であるとするわけです。
この判断は賛否両論あると思いますが、私も琉球四柱推命を学びながら、少しずつ理解してゆけたらと考えています。

最後に

四柱推命には多くの流派が存在し、命式の解釈は様々ですが、数ある流派の中でも琉球四柱推命は
とびぬけて異色であると思います。
上記で説明した「前世」「業(カルマ)」は受け入れがたい方も多いと思いますし、
私もまだまだ学びきれていない部分も多いです。
それでも、私は琉球四柱推命を学びながら、自身の生き方を模索していきたいと思います。

投稿者
八雲ちさと

八雲ちさと

沖縄県の片隅で猫三匹と暮らしています。 琉球四柱推命/タロットで、過去・未来・現在を観る「三世相」を目指します。稼ぐ力を身に着けるべく、タロットカウンセリングを受講中。 植物(ハオルチア)大好き。猫大好き。